2023/12/05 23:44
クーネを販売していると、こういったお客様の声をよく聞きます。
『デカフェって聞いたことあるけど、飲んだことない』
『私はあんまり身体が丈夫ではないけど、そんな人はデカフェを飲んだ方が良いの?』
など、”興味はあるけど、よくわからない"というようなご意見があります。
そこでこの記事ではデカフェやカフェインが少ない特徴をふまえて、デカフェをおすすめしたい人を紹介します!
◎甘いコーヒーが飲みたい人
デカフェは、コーヒーの風味は好きだけど、後味に残るイガイガとした苦味が苦手な人におすすめです。
カフェインはコーヒーの苦味の約10%を占める成分であり、カフェイン除去を行うと、その分苦味を抑えられます。
『コーヒーが苦手』という方は、実はその原因がカフェインであったりします。
そのため、デカフェは口あたりが軽く「甘い」「優しい」「飲みやすい」といわれています。ミルクや砂糖を入れて飲む方も、より甘さが際立ちます。
◎1日にたくさんコーヒーが飲みたい
デカフェは、朝起きてから夜寝るまでコーヒーがたくさん飲みたい人におすすめです。カフェインの摂りすぎにつながり、さまざまな健康リスクが高まります。現代では、オフィスコーヒーが生活の一部になっている人も多く、それが生活習慣病につながるケースも少なくありません。
カフェインの悪影響は人によって大きく違うので、日本でも国際的にも1日あたりの摂取許容量が設けられていません。ただ、世界ではさまざまなアドバイスや注意喚起が出されており、明確な量(杯数)を発表しているところもあります。
日本ではこれらの情報をまとめて公表しており、一般的に「健康な成人が摂取しても良いカフェイン量は1日あたり400mg」とされています。
コーヒーの場合はマグカップ3杯分(237ml/1杯)。それより多くコーヒーが飲みたいなら、カフェインの量がごくわずかのデカフェが安心です。
◎寝る前にコーヒーが飲みたい
寝る前に、あったかいコーヒーでほっと一息つきたいにもデカフェがおすすめ。1日の疲れは癒やされますが、心身をリラックスさせて良質な睡眠をとるには覚醒作用のあるカフェインが大敵です。
厚生労働省によると、健康づくりのための良質な睡眠をとる方法として、
・適度な運動としっかり朝食で、眠りと目覚めのメリハリをつける
・定期的な運動や規則正しい食生活を送る
・就寝前の喫煙やカフェイン摂取を避ける
・睡眠薬代わりの寝酒を避ける
が有効とのこと。カフェイン摂取は「就寝前3〜4時間以内は控えたほうが良い」と提示しています。
※健康づくりのための睡眠指針2014|厚生労働省
◎妊娠中・授乳中の人
妊娠中や授乳中でも、コーヒーが楽しみたい!そんな人にもデカフェがおすすめです。
カフェインは、胎児の低体重、自然流産、乳児の将来の健康リスクが高まるなどといわれており、妊婦のカフェインの過剰摂取に対して世界各国でもさまざまな研究データや注意喚起が発表されています。
成長が未発達な子どもは、カフェインの影響を大きく受けやすいのでよりしっかりとした注意が必要です。お母さんからの栄養だけを頼りに育っていく大切なわが子。どうしてもコーヒーが我慢できないなら、デカフェコーヒーやカフェインレスコーヒーを選ぶと良いでしょう。
◎心の不調を抱えている人
カフェインには脳を刺激して覚醒を促す作用があります。その為、「眠気覚まし」「集中力を高める」という目的で摂取している人も多いと思います。ただ、もちろん良い面だけでなく、覚醒剤(アンフェタミン・メタンフェタミン)と同じく、依存性のある精神刺激薬であるため、多量に飲み続けていた人が急に止めるといわゆる禁断症状が生じる可能性があります。
カフェインにはそうした作用がある為、パニック障害や不眠症、うつ病の方には病状を悪化させることがあります。実際、カフェインレスの生活を心がけただけで不安・パニック症状や不眠、抑うつ症状がかなり良くなる方が多くいます。
最近の遺伝子研究では、日本人の4人に1人はカフェインを150mg摂取するだけで不安定な気持ちになる、というデータもあります。
デカフェは自身や子どもの健康を意識している人にとって、大好きな「コーヒー」をたっぷり楽しませてくれる大切な存在と言えるのではないでしょうか。コーヒーが癒しのアイテムになっている人も、体重が気になるプレママや産後ママも、美味しいデカフェを飲んで素敵な日々をお過ごしください!